ダイヤ改正
ほぼ年に1回ダイヤ改正がされる。
時として、秋にもやったりとするが、それなりの大きな改正は3月中旬が最近のようだ。
ダイヤ改正があると、効率化が進むようで、鈍行列車旅にはつらいものがある。
その例が、「ムーンライトながら」をはじめとする夜行普通列車だろう。
「ムーンライトながら」も今でこそスマートだが、以前は、「大垣行き」「東京行き」(340M、341M)であり、指定席ではなかったので、夕方の明るいうちからホームに新聞紙を敷いて、席取りをしたものだった。
今よりも東京駅ホームは多かった(今は新幹線のホームになっている)が、行き交うサラリーマン他乗客には相当邪魔だったに違いない。
当然、23時頃の東京発の列車には、ほろ酔い気分のサラリーマンも乗車するため、それは大変なことになるのだった。
そして、残念にも席に座れない場合は、その新聞を床に敷き、床が寝床となるのだった。
モーターの音、レールの継ぎ目の音が、子守歌のようになっていたかは分からないが、インバーター、ロングレールとなった今とは違ったリズムを奏でていたに違いない。
それでも、眠い目をこすりながら、朝日の差した大垣駅のホームに降りると、随分遠くに来たものだと思ったものだった。
この「大垣行き」、当時は、大垣電車区(?)の急行用の電車を使用していた。
これが東京に着くと急行「東海(?)」になって静岡方面に下るのだった。
その後、急行が廃止され、特急列車のみとなると、特急車両が使われた。
急行「伊豆」、特急「あまぎ」が、今の「踊り子」になったのだが、踊り子を模したヘッドマークと白い車体に斜めの緑色のストライプの車両は、当時の国鉄の車両とは少し違った装いであり、新鮮だった。
学校の休み時間にグラウンドで遊んでいるときに、試運転の白い車両がグラウンド脇を颯爽と走り抜けた車両がそれだった。
その列車もとうとうその役目を終えることになる。
人生をほぼ一緒に歩んできた車両だけに少しばかり寂しさを感じる。
写真は、三島駅入線の一コマ。
修善寺行きは、伊豆箱根鉄道駿豆線に入線することになるが、カーブがきついのか、ホームの一部をゆがめている。
そんな光景を撮影したく、途中下車して「踊り子」を撮影してみたのが1年前。
とうとうそのときが来たようだ。
国鉄最後の電車(?)も残すところあと2ヶ月あまり。
無事に最後まで仕事をこなしてもらいたい。
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さんぽみちさん、先日、踊り子号を見たら、E257系でした。
いよいよ、3月で185系は引退なんですね。
何回も乗った車両の引退は寂しい限りです。
国鉄時代最後の雄姿なんですね。
長い間の頑張りに、バグースです。
もう一回乗ってみたいですが、コロナウイルスの不安が広がりで、
どうしましょうか。
投稿: アラック | 2021年1月24日 (日) 03時38分